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大学の語源(その54)、頑張れ、新漢字広告シリーズ! でも、「漢字の会意」によるつくり方と「和語の組み合わせ」によるつくり方は違うんだよ・・・
 
 平成30年5月9日(水)の朝日新聞朝刊一面の「小枠広告」から・・・

 リンテック(株)という会社が、「目(モク・め))」を辺(ヘン)とし、
 
 「立(リュウ・たつ)」という漢字を旁(つくり)とした、

 「目+立」という新漢字をつくる広告シリーズを出していた。

 どうも、「めだつ」と読ませるらしい・・・

 というのは、この新漢字の下に、一行、

 「アイキャッチレベルで 商品の存在感をアップ」

 というボディコピーが添えられていたからである。しかし、

 前回の「夢(ム・ゆめ)」の「夕(ユウ・目の変化で暗いを意味する)」
 を「創(ソウ・つくる)」にした新漢字に感じるほどのインパクトは、
 残念ながら感じなかった。

 それは、「目(モク・め)」という漢字そのものが、「目立つ」漢字
 だからなのである。

 「目(モク・め)」は象形文字の代表的な漢字のひとつと言われている。

 象形文字は、「目(モク)の横一」と書いていた。

 それが立てられて「目(モク)」という漢字になったのであり、
 「目(モク・め)」そのものに「目立つ」という意味があったのである。

 だから、「目+立」とう新漢字は、「W(ダブル)目立つ」となってしまう。

 さらに、「サンズイ+目(モク)」で会意させた「泪(ルイ」も、

 「サンズイ+立(リュウ)」で会意させた「泣」(キュウ)も、

 「泣く」を意味する漢字となる。

 「目(め)」から出る「水(みず)」は「なみだ」だから当然。

 「目」と「立」を合せると、「号泣」となるような感じになってしまう・・・

 新漢字の「目+立」(めだつ)は、和語の「め」と「たつ」の組み合わせ
 による熟語であり、漢字の「会意」によるつくり方は違うのである。

 漢字を改変して「新漢字」をつくるのだから、「漢字のルール」に
 従う必要はあるかもしれないと、ちょっと気になる・・・

 僕が「目立つ」という新漢字をつくるとしたら、

 「目+目」としたかった、なー!

 ・「一目(イチモク)を置かせる」

 ・「客の「目」が集まって、衆目一致するところとなる」

 さらに面白い「新漢字広告シリーズ」を、大いに期待したい!


 

 



 

 
author:ぷるの飼い主, category:U‐University(大学の語源事典), 13:31
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