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大学の語源その33!5月21日NHK『英雄たちの選択』「大久保利通!近代化の苦悩▽専制か民主か?」に、日本人歴史家がよくやる大きなミス!
 
 5月21日、NHKBS3、夜8時から『英雄たちの選択』を見た。

 今日のテーマは「大久保利通」。日本の近代化に大苦悩した彼が選んだ「専制の道」・・・

 「言葉が少ない人」、「なぞの政治家」、「有司専制の人」と、歴史的になかなか特定化されて
いない大政治家であるが、彼は、明治10年、西南戦争を遂行しながら、東京上野の山では、
「第1回内国勧業博覧会」を開いた。番組はそのことに、焦点を合わせていた。

 大久保利通は、国家としての日本の歩む道という政治的なビジョンを示すことなく、
「殖産興業」を掲げて、経済面での日本の近代化を急ぐ道を選んだと結論づけていた。

 その他、「地方府県会規則」などを検討し、民主主義を地方から導入しようと模索した
のではないかという面白い意見も出ていた。

 僕の尊敬しているある女性が大学院でこのことを研究している・・・

 磯田道史、御厨貴、高橋源一郎などの出席者も熱弁をふるって、なかなか見どころのある
番組内容ではあったが、日本の歴史家たちがよくやる「大ミス」をおかしていた!

 それは、明治五年までの事件や出来事を示すのを「明治4年11月20日」というように
表記したことだ。

 これは、外務卿岩倉具視を特命全権大使とし、大蔵卿大久保利通らを副使とするいわゆる
「岩倉遣米欧使節団」の出発した日である。

 日にちは「西暦」になおされていたが、明治4年というのはまだ「太陰暦」が施行されていた。
太陽暦の「西暦」になるのは、明治五年十二月三日を明治6年1月1日としてからなのだ。

 だから、明治五年までは、「明治四年十月八日」と漢数字の太陰暦で明示し、カッコの中に、
(1871年11月20日)と算用数字を入れて、西暦を補足するのが、
「岩倉遣米欧使節団の出発した日」の正しい表記なのである。

 それを視聴者にわかりやすいようにしたいという配慮で、太陰暦の年も西暦の月日も
算用数字にし、その説明をしていないのである。

 しかし、このような手を抜いたことをすると、歴史上大事なことを見失うことになる。

 この番組も、やはり、大事なことを見失っていた。

 ヒントは「世界史的な観点」・・・

 それについては、また、稿を改めて、書くこととしたい。それまでは、『英雄たちの選択』を
製作するNHKスタッフへの宿題としておこう・・・

author:ぷるの飼い主, category:U‐University(大学の語源事典), 21:13
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Comment
明治政府発足当時の体制説明の図でも、「後藤象二郎(長州)」と表記する初歩的ミスがありました。
もり, 2015/05/22 2:11 AM









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