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サッカーの語源(その2)、最近の日本選手のオフサイド事件、「俺、さわってないよ!」と主張しても、やっぱりオフサイド!
 
 
 日本のアンダー19代表がバーレーンで頑張っている・・・

 先日行われた「カタール戦」でも、柏レーソル所属の中山選手が2得点目を頭で!

 しかし、これはラインを見ている副審が旗を揚げて、「堂安選手がオフサイド」と
 主審にアピールしたため、中山選手の2得点目は「まぼろしのゴール」となった。

 テレビで見ていたが、中山選手がヘディングで合わせた時、

 堂安選手はわずかにオフサイドポジションにいた。

 リピートされた画像で確認すると、堂安選手はヘディングに合わせて、
 後ろに向きを変え、頭を動かしてヘディングの恰好をした。

 中山選手のボールはかなり高く飛んで、ゴールマウスの上に突き刺さったから、
 当然とどかなかったのであるが、堂安選手はゴールの方へ、ヘディングの恰好を
 したのである。

 僕には、堂安選手は、ヘディングのシミュレーションをしたように見えた。

 解説のセルジオ越後氏は、「明らかにオフサイドですね」と断言した。

 それについて試合後にインタビューを受けた堂安選手は、こう言ったという。

 「俺、さわってないよ! なにもしてないもん・・・」

 10月22日のJリーグでも、同じようなオフサイド事件があった。

 再開したJリーグで、決まったゴールが取り消されるようなことが起こったのだ。

 サンフレッチェ広島の塩谷選手のファウルキックが直接決まったのであるが、
 副審の指示を受けて、主審はそのゴールを取り消した。

 副審の話では、最初、

 「(オフサイドポジションにいた)皆川選手が相手選手に触った」

 次に聞くと、

 「最初のいたポジションがオフサイドポジションだった」

 その審判の言うことが変わったため、塩谷選手は、記者団に対し、

 「俺にも意味がわからない」

 と返答したそうだ。

 こういう場合、主審は、

 「オフサイドポジションにいた選手によって相手選手に対し、
 こういうことがありました。だから、オフサイドです」

 と、きちんと説明した方がいいように思う。

 その時、オフサイドのファウルがとられるのは、次のような場合だ。

 JFAがネット上で発表しているルールをわかりやすく
 かみ砕いて箇条書きにしてみよう。


 国際サッカー評議会(IFAB)は「6月1日から実施される規則」として、
 ペナルティエリア内の反則について見直したが、各サッカー連盟は
 それにともない、オフサイドの反則も厳しく見るようになったに違いない。

  オフサイドポジションの選手が
   ボールをプレーする=ボールに触れるか相手選手のプレーを妨害する

  相手選手の視線をさまたげる

  ボールに向かう相手選手に挑む

  触らなくとも、プレーしようと試みていると判断される場合

  ボールがゴールポストやクロスバー、相手選手から跳ね返った場合、
   明らかに利益となるようなオフサイドポジションを占めている時

 たとえば最近、フリーキックを与えられた時、
 明らかにオフサイドポジションに何人かを配置し、
 相手側のラインを後方からかく乱する攻撃方法が流行っている。

 そのオフサイドポジションにいる人は、
 フリーキックがけられる前に、
 オンポジションに戻るか、相手選手の邪魔にならないように
 わきに移動する必要がある。

 「移動しなくとも、ボールに触らなければいいだろう、とか、
  相手のプレーを干渉しなければいいだろう」

 というのが、今まで拡大されて来たルール解釈だったのであるが、

 「相手選手も大勢いるわけだから、選手同士接触することもあり得る。
  それは、相手選手への守備妨害と見なされるのだ」

 それをあまりにルーズに見逃し、
 ファウルをとらないということに対し、厳しく見直されたのである!

 そんな大事な規則改正が日本を代表する選手やJリーグの選手に
 まだ徹底されていないようなのだ・・・

 「俺、(ボールに)触ってないよ」というのは、その証拠だ!

 気をつけなければならない!
 
 
author:ぷるの飼い主, category:S_Sports(スポーツ一般の語源事典), 11:00
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サッカーの語源(その1)! イラク戦でゴールを決めた原口元気。オフサイドでなかったルール上の理由・・・
 
 昨日10月6日、さむらいジャパンが、W杯最終予選の対イラク戦で辛勝した。

 勝利が確定したのは、後半50分、6分のアディショナルタイムが切れる
 ぎりぎりだった。

 素晴らしいゴールを奪ったのは途中出場の山口蛍選手の右足だったが、
 そのシュートのすごさについては、日を改めて書こうと思う・・・

 今日は、前半26分にゴールを決めた原口元気選手の位置が
 「オフサイドポジション」だったかどうかについて!

 これをイラクなどの新聞が「オフサイドポジションで、極東の笛が吹かれた」
 と報じたらしい・・・

 「極東の笛」とは「主審・副審が韓国の審判団で日本に有利な笛を吹いた」
 という意味である。

 テレビで見て、「オフサイドじゃないか?!」と半信半疑だった
 日本人も多かったようだ。

 しかし、これは「オフサイド」ではなかった!

 なぜなら、清武選手は相手ゴールラインのぎりぎりまで切れ込んで、
 右足を使って、センターリングしたからである!

 そのボールに対し、中央を突破してゴールキーパーの前に出た原口選手は、
 左足のインサイドを使って、ゴールキーパーの股間抜きを図った!

 つまり、原口選手は、常に、ボールよりも先に出ないポジションだった!

 「オフサイドポジション」というのは、

 日本サッカー協会のHP記載の第11条「オフサイド」を一部引用すると、

 「競技者がボールおよび後方から2人目の相手競技者より相手競技者の
 ゴールラインに近い」ポジションにいることを「オフサイドポジション」
 という。

 イラクの新聞も、一部の日本人も、この記載の中の「ボール」という
 ことを失念し、「競技者と相手競技者」の関係で「オフサイドポジション」
 を考えているのではないだろうか?!

 もし、同一線上に攻撃する競技者が並んでいると仮定した場合、
 ある攻撃側の競技者が左足を使って、ボールよりも相手ゴールラインに近い
 位置に走りこんだ別な攻撃側の競技者にパスを出したとすると、
 あるいは「オフサイドの笛」が吹かれたかもしれない!

 それくらい微妙な位置関係だったのであるが、
 オフサイドでないことは明らかだ!

 この日本サッカー協会のルールの文章は、
 「競技者がボールより相手競技者のゴールラインに近い」という文と、
 「競技者は2人目の相手競技者より相手競技者のゴールラインに近い」
 という文が複合しているということなのである。
 
 つまり、ボールの方が競技者より相手ゴールラインに近い位置にあれば、
 「オフサイドポジション」にはならないのである。

 日本サッカー協会のルールも非常にわかりにくい翻訳なので、
 わかりやすく翻訳しなおすと、

 「競技者がボールよりも相手ゴールラインに近く、同時に、2人目の相手
 競技者より相手ゴールラインに近いところに位置することを
 オフサイドポジションという」

 世界のサッカーファンには、「英文のサッカールールの原典」を読んで
 正しいと同時に、わかりやすいルールを頭に刻み込んでほしい・・・

 最後に、「10月11日の対オーストラリア戦、必勝」を願う!
 

 
author:ぷるの飼い主, category:S_Sports(スポーツ一般の語源事典), 16:10
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スポーツの語源辞典! ラグビーW杯で日本2勝目。前半サモアの主要2選手が10分間の退場となった「シンビン」の語源について・・・
 
 10月3日、日本が26対5と強豪サモアに完勝しラグビーW杯で2勝目を飾った。

 先日、日本対スコットランド戦で完敗した時、
 このブログは「日本の反則の多さと多様さ」が敗因と分析したが、
 サモアも、立ち上がりから反則を立て続けに犯し、日本に翻弄されてしまった。

 サモアが最も痛かったのは、2人の主要選手が「危険な反則」でほぼ同時間に
 「シンビン」になったことだろう。

 審判は、イエローカードを掲げ、ベンチを指さすと、サモア選手はピッチを去り、
 ベンチの一角に引き下がった。

 イエローカードの場合、10分間の退場となる!

 これを「シンビン」と言う。

 日本テレビを見ながらの観戦であったが、きちんとしたルール的説明が弱い!

 そこで、今日は、「シンビン」の語源的解説・・・

 英語で、「sinbin(シンビン)」とつづる。

 「sin(シン)」の意味は「罪(つみ)」。「宗教的な罪業」が本義だが、
 この場合は、「世間の習慣・礼儀作法に対する過失や違反」」
 (研究社『ニューカレッジ英和辞典』)
  
 「bin(ビン)」の意味は「ふた付きの大きな容器」、「ごみ入れ」、
 「(石炭・穀物・パンなどの貯蔵用)置き場」(同上)

 合わせて口語で、「sinbin(シンビン)」は、「犯罪人を入れておく所」。

 それがアイスホッケーのルールに取り入れられ、「ペナルティボックス」、
 「審判により、反則を犯した選手を送り出すプレーする地域外の地域」
 という意味になった(オックスフォード『アドバンスド・ラーナーズ辞典』)。

 ラグビーに取り入れられた時期は、今の所、判明していない。

 
author:ぷるの飼い主, category:S_Sports(スポーツ一般の語源事典), 10:56
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スポーツの語源!ラグビーW杯 優勝候補の南アに勝って、臨んだ強豪スコットランド戦。まさかの完敗。敗因は「疲れ」と「ファウルの多さ」。そこで今日は、日本が犯したファウルの語源的解説・・・
 
 9月23日のラグビーワールドカップ「スコットランド戦」をテレビで観戦した。

 ひどい解説だった。かなり前のW杯の選手だったというけど、解説はド素人!

 日本のテレビで観ている人は、優勝候補の南アに勝って、にわかフアンになった
 人が多いのだから、わかりやすい「ラグビールールの解説」をやらないと、ね!

 「いい試合していますよ。形も崩れていないし、気持ちもしっかりしている。
 スコットランドは前半に強く、日本は後半に強いから、後半に期待しましょう」
 と何度も言っていたが、試合の結果は「45対10」、大差の完敗だった。

 いい解説ができない日本の解説者はほとんどの場合直ぐに「精神論」を持ち出す。
 しかし、イングランド人には「John Bull(ジョン・ブル)根性」があるし、
 長年イングランドと戦争して来たスコットランド人にも「負けず魂」がある。
 「サムライ精神」とか「日本人魂」ということばかり口にする解説者は、
 ラグビーやサッカーがどのような発祥だったのか、スポーツ史の勉強が足りない
 のではないだろうか・・・
 

 9月25日の朝日朝刊の記事のヘッドには、「日本 突かれた弱点」、
 サブキャッチに「敵陣で攻めきれず、キックを補給」とあった。

 具体的でなく、わかりにくい書き方であった!

 清宮克幸の「目」というコラムは、「日本は欲にとらわれ、本来のラグビーを
 見失うまずい戦いをした」と書いていた。これも、ズバっとしていない!

 日本のテレビの解説や新聞の解説は「世界レベル」の解説になっていない!

 一言で日本の敗因を解説すると、「ファウルの多さと多様さが出た」ということ。

 日本は、ラグビーのファウルのほとんどの種類を犯したのではないだろうか?!

 そこで今日は、ラグビーのファウルについて、語源的解説を行おうと思う。

 ラグビーは基本的に「ボールを先頭にして前進させて行く球技」である。

 そこから、offside(オフサイド)の位置にいる味方にボールを出せない。

 offside もファウルだし、ボールを出せばforward-throw(フォワードスロー=
 前に投げる=敵陣の方に投げる)というファウルを取られる。

 ボールを持つ選手がボールを敵陣方向に落とすと、knock−on(ノック・オン)。
 日本では単に「前に落とす」と解説するが、上半身を反転させて、
 「自陣側に落とせば」、反則にはならない!

 さらに、手や腕に当たって敵陣側に落ちることもknock−on(ノック・オン)。

 一方、ラグビーは「格闘の球技」でケガが多い。その対策としてのルールがある。

 今回厳しく審判されたのは、タックルをした人とされた人のその後の動き。

 タックルを受けて地面に身体の一部を着けた人は、ボールを素早く手放さない
 といけない。それを怠り、地面に倒れた人がボールを保持し続けるのは、
 not‐release(ノットリリース)というファウルになる。

 タックルをした人もまた、取った相手の身体を素早く解放するルールで、
 双方倒れ込んだまま身体や衣服を保持し続けると、not‐roll‐away
 (ノット・ロールアウェイ)というファウルを取られる。

 ロールアウェイは、「タックルが終わったら、直ぐに転がってその場を出よ」
 という意味で、スコットランドの選手はかなり転がり出ていた。

 それから、late-tackle(レイト・タックル)。これは、「頭などでぶつかって
 から手でタックルする、遅いタックル」で、危険な行為として反則を取られる。

 obstruction(オブストラクション)。これは「ボールを保持しない相手選手に
 対し、進路妨害や身体接触をする反則」で、日本選手はこれも取られた。

 さらに、タックルした人が倒れ込んで相手選手の進行を阻止しようとする
 危険行為の反則があり、イエローカードが出て、10分間の退場をくらった。
 解説者はそう解説したが、僕にはタックルした人の手が相手選手の首に
 かかったように見えた。タックルは危険なため、「相手の肩以下にタックル」
 という規定になっている。それに違反したのではないだろうか・・・

 また、スクラム後、相手の押しに耐え切れず、「故意に地面に倒れ込んで、
 スクラムでつくったトンネルを壊す」という反則があった。
 corruption(コラプション)とか何とか言っていたが、これは「堕落」という
 意味ではなく、「改変=正常なスクラム状態の改変」という意味のことだろう。

 さらに、地面にあるボールを巡ってそれぞれ1人以上の選手が立ったまま身体を
 密着させてプレーする状態をruck(ラック)というが、この時、色々と複雑な
 ルールが存在する。一概にこのファウルをrucking(ラッキング)というが、
 この反則も日本選手には多かったような気がする・・・

 日本は多くのファウルを犯し、その種類も多かった!

 そのために、選手はプレーに対する自信が次第になくなって行った!

 その結果、「欲=キックによるゴールではなく、トライを目指す欲」が
 次第に強くなった。「日本らしい攻め」ができなくなり、回していたボールを
 カットされるintersection(インターセクション)を数多く与えてしまった。

 これは日本の攻撃を読まれていたことに由来するが、中3日と言う厳しい
 試合条件で、日本選手はダメージから来る強い疲労感に襲われていた。
 そのため、「敵の裏の裏をかく」という思考ができず、最悪の完敗に終わった。

 サモア戦までには、10日あるという。

 たっぷり休養を取ると同時に、ルールの起源をもう一度探求しなおし、
 同じようなファウルを犯さないようにするということが、最も重要だろう・・・
 

 

 

 

 





 
author:ぷるの飼い主, category:S_Sports(スポーツ一般の語源事典), 10:47
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スポーツの語源!ラグビーW杯 優勝候補の南アに勝って、臨んだ強豪スコットランド戦。まさかの大敗。敗因は「疲れ」と「ファールの多さ」だった。そこで今日は、日本が犯したファールの語源的解説・・・
 9月23日のラグビーワールドカップ「スコットランド戦」をテレビで観戦した。

 ひどい解説だった。かなり前のW杯の選手だったというけど、解説はド素人!

 日本のテレビで観ている人は、優勝候補の南アに勝って、にわかフアンになった
 人が多いのだから、わかりやすく「ラグビールールの解説」をやらないと、ね!

 「いい試合していますよ。形も崩れていないし、気持ちもしっかりしている。
 スコットランドは前半に強く、日本は後半に強いから、後半に期待しましょう」
 と何度も言っていたが、試合の結果は「45対0」、大差の完敗だった。

 9月25日の朝日朝刊の記事のヘッドには、「日本 突かれた弱点」、
 サブキャッチに「敵陣で攻めきれず、キックを補給」とあった。

 清宮克幸の「目」というコラムは「日本は欲にとらわれ、本来のラグビーを
 見失うまずい戦いをした」と書いていた。

 しかし、テレビの解説も新聞の解説も「世界レベル」の解説になっていない!

 一言で敗因を解説すると、「ファールの多さと多様さが出た」ということ。

 日本は、ラグビーのファールのほとんどの種類を犯したのではないだろうか?!

 そこで今日は、ラグビーのファウルについて、語源的解説を行おうと思う。

 ラグビーは「ボールを先頭にして前進させて行く球技」である。

 そこから、offside(オフサイド)の位置にいる味方にボールを出せない。

 offside もファウルだし、ボールを出せばforward-throw(フォワードスロー)
 というファウルを取られる。

 ボールを持つ選手がボールを敵陣方向に落とすと、knock−on(ノック・オン)。
 日本では単に「前に落とす」と解説するが、「自陣側に落とせば」いいのだ!

 さらに、





 
author:ぷるの飼い主, category:S_Sports(スポーツ一般の語源事典), 10:20
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