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東京の築地と、国際病院「聖路加(せいろか)」の由来!
今日、人間ドックに入るため、東京の築地にある聖路加国際病院まで行った。昔、業界では「築地」と呼ばれる会社に勤めていたので、何年ぶりかで懐かしかった。しかも、病院の予防医療センター、通称人間ドックは前の会社の受付があったタワー3階だったから、驚き! 前からこの近辺の地名や聖路加の由来似興味を持っていたので、今日はそれについて!
築地は、1657年、明暦の大火で江戸城天守閣や二の丸を初め、江戸の町の大半が焦土と化し、瓦礫の山を隅田川の河口に捨てて「埋立地を築いた」から、つけられた地名である。明治維新では、「築地外国人居留地」になった。では、聖路加国際病院は?
玄関の標識には、St.Luke’s International Hospitalと出ている。総合受付でパンフレットをもらうと、米国聖公会の宣教医師トイスラー博士が1902年にこの病院を創設したと書いてあった。受付の若い女性の横に座っているおばあさん(国際病院で外国人の患者のため通訳が常駐しているが、みんなお年寄り)がこのように教えてくれた。
「St.Luke(セイント・ルーク)は聖ルカのこと。『新約聖書』に出て来る12使徒のひとりで、お医者さんだったんですよ」。
想像であるが、聖ルカを発音に近い日本語にするのであれば、「聖・流加(ルカ)か聖・留加」であろうが、発音しにくいし、漢字の意味の印象も病院には合わない。そこで、「新しく診療の路(みち)を加える」というような気持ちを込めて、「聖路加(せいろか)」と当てたのではなかろうか。
「健康ですよー」と聞いて、気分よく帰途についた。途中、あっそうだ!とわかったことがあった。アメリカの人気TVドラマ『er(イーアール=緊急救命室)』に出て来るルカという二枚目医師が、突然シカゴのerを辞め、アフリカの内戦地帯の医療団に身を投じた理由が。欧米人は、ルカという名前の医師なら、当然そういう行動に出ると想像するだろうが、どうも日本人はここらへんの文化には鈍い・・・
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author:ぷるの飼い主, category:J_Japanese place‐name(日本の地名由来事典), 16:33
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筑波山(つくばさん)の語源について、新説発表!
先日、富士山(ふじさん)は「伏(ふ)し山」だったという新説を発表したが、その時、
『常陸国風土記』を引用して、関東で愛されていた山は筑波山(つくばさん)だったと書いた。そこで今回は、その語源についての新説も掲げてみよう。結論を先に言うと、「木菟(つく・みみづく)、耳のあるフクロウの耳のようにふたつの嶺が天をツク山」。
筑波山(つくばさん)は『古事記』には「都久波(つくば)」、『日本書紀』には「菟
玖波(つくば)」と出て来るが、常陸国風土記』には「筑箪命(つくはのみこと=箪笥(衣装のはこ)を作(つく)る神の子)が自分の名前をつけて、後世に残せ」と言ったという由来や、「握り飯がツクから」というような俗説が掲げられている。『記紀』は知名に関しては難解なことが多いが、『各地風土記』も地名の由来はかなりあやしい。それらを参考にしているから、語源学は百家争鳴で、今もって定説らしきものがない。
ここで着目すべきは、『日本書紀』の「菟玖波(つくば)」という万葉仮名(まんようがな)。意味は「菟(うさぎ)の形をした玉のように美しい嶺」で、この菟は、野ではなく木にいるウサギ、すなわち「木菟(つく・みみづく)」のことなのだ。この耳(みみ)というのは、「耳のようにみえる羽角(うかく)」のことで、哺乳類のような耳ではない。それを知っていた古代人は、これを羽(は)といい、波(ば)と濁音化させて、嶺(みね)を言い表した。
このブログを読んだ方は、一度晴れた日に筑波山と「野鳥の本」をよく見くらべて下さい。だだっ広い関東平野に巨大なミミヅクが頭を持たげ、ふたつの尖った耳を空に向かってツキ出していることがわかるでしょう。関東には、「伏し山」と「木菟(つく)山」が対峙しているのです。
author:ぷるの飼い主, category:J_Japanese place‐name(日本の地名由来事典), 22:01
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奈良の春日大社、春日(かすが)の語源はspring(スプリング)!
先日、富士山の語源は「伏し山」だったと書いたが、日本には、親しい地名でありながらその語源がハッキリしない地名が多い。たとえば、春日(かすが)もそのひとつ。『日本地名ルーツ辞典』(創拓社)には、「福岡県の春日市は春日神社があるから」、「愛知県の春日井市は雄略天皇の皇女・春日大郎(かすがのいらつめ)の春日部が置かれたから」、「埼玉県の春日部市は春日部に由来する(奈良県の「春日」の項参照)」となっているが、肝心の「春日大社の春日」についての記載はない。由来は色々語ることができても、<なるほど!語源だね>と誰もが納得するような説明は難しい。
こういう場合、春日(かすが)という土地がどういう地形にあり、共通した地勢はどうなのかということがポイント。地図をよく見ると、全国どこの春日も、なだらかな丘陵が平野部に落ち込んでいることがわかる。こういうところは、山の下を通る伏流水が山裾から豊かに湧き出す。英語のspring(スプリング)に「泉(いずみ)・若枝・バネ・春」という複合的な意味合いがあるのは、「春、泉の水が勢いよく湧き出で、若枝がバネのように跳ね上がる」という語源から来ている。日本の古代においても、春になると、女たちが泉に集まり、「摘んで来た若菜やお米を淅(か)す」、すなわち、「水につけてよく洗いながら井戸端会議」のようなことをしたに違いない。そこから「淅(か)す処(か)」となったのではないだろうか。または、推古天皇の豊御食炊屋姫(とよみけかしきやひめ)という名のように、「炊(か)す木屋(きや)、お米を炊(た)く処(か)」が変化して「春日(かすが)」となったとも考えられる。春日部市に丘陵地はない。しかし、古利根川の流域に発達したから、川の水や湧水が豊かで、いい米どころであった。伏し→富士(ふじ)、かすか→春日(かすが)と濁音化するのは、地名の特徴といえるだろう。
author:ぷるの飼い主, category:J_Japanese place‐name(日本の地名由来事典), 10:55
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富士山の語源! それは「伏(ふ)し山」に由来する・・・
今日7月1日は、富士山の山開き!それにちなんで、富士山の語源について新説を提案してみたい。これに関しては、従来から多数の説があった。『日本地名ルーツ辞典』(創拓社)は、.▲ぅ霧譴妊廛奪轡紂癖火)、▲泪譟叱譴妊廛検僻しい)、F貶幻譟Ε▲ぅ霧譴妊侫検焚个凌澄法↓ぅ侫叡蓮兵消蓮法『世界大百科事典』(平凡社)は、ゥ▲ぅ霧譴妊侫繊焚弌法その他に、ζ色に輝く虹の方言フジなど、数えればきりがないほど!
以上の解説は割愛するとして、ここで忘れてならないのが、富士山の活動期。それは古期(約8万年前〜1万年前)、活動静穏期、新期(約5000年前〜)に区分される。「フジ」に近い山の名前が出て人々の生活の中に定着したのは、この新期の活発期(約3000年前〜平安時代)ではないだろうか。この間、日本の歴史は、縄文時代→弥生時代→古墳時代→それ以降と変化するが、古代日本人が生活の中で大切に使い続けたのが、「土器(どき)」!
広口のカメやハチを伏したらどういう形になるだろう。試しに、縄文土器や弥生土器の写真を逆さに見ると、円錐形コニーデ火山の富士山にそっくり。そこから、富士山の語源は「伏し山」といっていい。全国に「鉢伏山(はちぶしやま)」という名の山が多数存在するが、富士山は巨大な「鉢伏し」だったのである。
 「ふじ」の初出は、『日本書紀』の「不尽河(ふじのかは)」、現在の富士川である。不尽(ふじ)は、「登ろうとしても山頂を極め尽くせない山」という意味だったのではないだろうか。
『常陸国風土記』に、「冬も夏も霜がおり、寒さ冷たさがつぎつぎと襲いかかり、人々は登らず、酒も食べ物も捧げる者がいない」と出て来て、筑波山の方が神にも人にも非常に親しい山として登場する。「火の山」とか「神霊の山」というのは、平安時代以降の山岳信仰から出たものと考えてよいだろう。気をつけなければならないのは、科学的・歴史的・文献的な裏づけなくして、言葉の発音や意味が近いというだけで、語源説を採用してはならないということだ!
author:ぷるの飼い主, category:J_Japanese place‐name(日本の地名由来事典), 11:26
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